韓国・済州島(チェジュ)にて3月30日から4月2日にかけて開催されたTriton Poker Jeju 2026 High Roller Seriesのメインイベントとなる「$100,000 No Limit Hold'em ハイローラー」において、日本を代表するプロポーカープレイヤー・田中雄一(32)が準優勝を収め、賞金$1,420,000(約2億1,000万円)を獲得した。日本人選手によるTritonハイローラーでのファイナルテーブル到達は史上3度目だが、準優勝という成績は同イベント史上最高の成績であり、国内ポーカー界に大きな衝撃を与えた。
今大会には世界各国から計87名のエントリーが集まり、総賞金プールは$8,265,000という超高額大会となった。田中はDay1から安定したスタックマネジメントを発揮し、初日終了時点でチップトップ3以内を維持。Day2では英国出身のプロ、Alex Foxen(世界ランキング5位)とのビッグポットを制し、ダブルアップに成功するなど強烈な存在感を示した。ファイナルテーブルでは6名中4名がGTO志向の強いヨーロッパ系プロという難関環境の中、田中は独自のエクスプロイタティブ戦略でスタックを積み上げ、次々とエリミネートを成し遂げた。
ヘッズアップまで進出した田中は、最終的に現在世界ランキング1位に輝くノルウェー出身のEspen Jorstadに敗れる形となったが、約4時間半にわたるヘッズアップを演じ、最後まで勝負を競い合った。決勝のキーハンドとなったのはブラインドレベル$400,000/$800,000のシーン。田中がA♠ Q♥でオールインを決断した場面で、Jorstad がK♦ K♣ を持っていたことが明かされ、フロップ・ターン・リバーとJorstad のセットが完成。惜しくも田中は敗れた。
試合後、田中は公式インタビューで「今大会は準備に半年かけた。特にリバーでのブラフキャッチングとベットサイジングの精度を重点的に磨いてきた。Jorstad は世界最高のプレイヤーの一人で、今日は彼の方が強かった。ただ、次のTritonでは必ずタイトルを獲りにいく」と語り、会場から大きな拍手が送られた。国内外のポーカーコミュニティはSNSで田中の快挙を称え、トレンドワードには「#TanakaPokr」「#TritonJeju2026」が並んだ。なお、田中のライブトーナメント通算獲得賞金はこれにより$5,860,000を超え、日本人歴代最高記録を更新している。